■プトレマイオスの描いた宇宙を探る
アレクサンドリアの学者プトレマイオスが紀元150年頃に著した、世界最初の天文学書と言われる『アルマゲスト』。のちに中世天文学の基礎となる、偉大なる書である。本書は、このなかなかに難解な『アルマゲスト』への接近法を解説したものである。そもそも『アルマゲスト』とはどのような問題を扱い、どこまで明らかにしたか、彼の天動説(地球中心説)とはいかなるものかといったことを、手短に把握していただくことを目的としている。
本書で『アルマゲスト』の概要をつかんでいただければ古代ギリシャ天文学の到達点を知ることができるだけでなく、コペルニクスやケプラーが何を克服すべき課題としたかが浮かび上がってくるはずである。
第�吃瑤�藪内清訳『アルマゲスト』の目次に沿って各巻を解説。第�局瑤法悒▲襯泪殴好函戮寮魂擇箸盡世Δ戮�惑星運行論の概説を、付録に数学的な事項をまとめている。
■商品情報
世界最初の天文書 『アルマゲスト』を読んでみよう
加藤賢一 著
A5判・330ページ
ISBN:978-4-7699-1726-7
恒星社厚生閣 刊
■目次
まえがき
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第一巻 地球、天空、数学的準備
第二巻 球面天文学
第三巻 太陽ー離心円モデル
第四巻 月ー周転円モデル
第五巻 月ー出差モデル、視差
第六巻 朔望と日食、月食
第七巻 恒星ー歳差、北半球の星々
第八巻 南半球の星々、天の川、見伏
第九巻 惑星概論、水星
第十巻 金星、火星
第十一巻 木星、土星
第十二巻 逆行運動、最大離角
第十三巻 緯度方向の変化、惑星の見え方
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はじめに
第1章 惑星の見かけの現象
第2章 『アルマゲスト』第九巻の惑星概論
第3章 『アルマゲスト』の内惑星概論・仮説の様式と相違(第九巻第六章)
第4章 第1エカントモデルー惑星運行論
第5章 第2エカントモデルー離心エカント円
第6章 周転円上での運行ー第二のアノマリ
第7章 第3エカントモデルと運行の検証
第8章 土星の元期データ
第9章 土星運行論のまとめと計算例
付 録
第1章 平面三角形と球面三角形
第2章 天球の座標系
第3章 各種の惑星運行モデルの数理と特徴
第4章 内惑星位置の簡易的計算法
第5章 エジプト暦と『アルマゲスト』の年代表記
第6章 プトレマイオスについて
第7章 『アルマゲスト』の記述スタイル
第8章 プトレマイオスからコペルニクス、ケプラーへの連続性
第9章 ガリレオのプトレマイオス観
参考文献
さいごに
索引